Bootstrapは大変便利なものですが、ちょっとしたCSSを追加するともっと便利に利用できるようになります。
今回はBootstrapのグリッドシステムの溝(gutter)を複数設定できるようにします。
1.グリッドシステムに対して、溝の設定を追加する
追加するCSSコードは下記のコードです。(BootstrapのCSSは既に読み込まれている前提です)
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/*溝幅 20pxの場合*/ .gutter-20{ margin-left:-10px; margin-right:-10px; } .gutter-20 > [class*='col-'] { padding-left:10px; padding-right:10px; } /*溝幅 10pxの場合*/ .gutter-10{ margin-left:-5px; margin-right:-5px; } .gutter-10 > [class*='col-'] { padding-left:5px; padding-right:5px; } |
ポイントとしては、親に当たる.rowと子に当たる.col-xx-xxに対して、1組みずつマージンとパディングを設定します。
HTMLの記述は、下記のような形になります。
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<div class="row gutter-10"> <div class="col-sm-4"><p>ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。</p></div> <div class="col-sm-4"><p>ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。</p></div> <div class="col-sm-4"><p>ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。</p></div> |
実際に上記コードを適用した表示例です。
ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。
ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。
ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。
溝を変更していない通常の表示です。(溝幅:30px)
ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。
ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。
Bダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。ダミーテキストです。
このようにちょっとしたCSSを追加するだけで簡単にマルチガーター(複数溝)のグリッドシステムを利用できます。
ページが間延びしてしまい、少しリズムを変えたいときなどに効果的に利用できます。